久しぶりの更新です。いろいろと活動的に過ごしていましたが、最近はライブよりも観劇回数の方が増えました。更新していなかった間の活動についてはアメーバブログに綴ってあります。
さて、先日池袋シアターグリーンにてACTORS TRASH ASSH「刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ」の刻チームと我チームを観に行ってきました。刻チームには6番シードの藤堂瞬さんとX-QUESTの清水宗史さん。我チームにはASSHのクシダ杏沙さんと劇団ひまわりの大野清志さんとなじみのある方たちが出演しています。
最初は両チーム観るかどうかで迷ったけれど、やっぱり気になるし、PVだけ観ても同じ役でも雰囲気が違うのでセット券を予約しました。
クシダ杏沙さんと
月の下でしか生きられない、白き肌に赤き眼をもち「鬼」として追われる白狐丸と、1日しか記憶がもたない遊女・静の悲恋物語です。話にも惹かれていたし、カッコイイ殺陣のシーンもあるので、早く観たい気持ちが強くてチケットを予約してからの3週間がとても長く感じました。チケットの売れ行きも好調で、毎回満席みたいです。千秋楽は両チームとも早い段階で完売してましたね。
「刻め~」は今回で2回目の再演ですが、パンフレットによると、他で演出されたり漫画原作になったり、そして映画化の話も出ているのですね。
最初は我チームを観劇しました。クシダ杏沙さんは郭の女将・紫、大野さんは若者(天刻丸)で出演です。席は中央寄りだけれど後ろの方でした。予約するのが遅かったですしね。でもこの劇場は段差が大きいので、前の人で見えないということにはならないし、マナーのいいお客さんばかりだったので快適な観劇でした。
藤堂さんの役も知っているので、観ながら「このシーンを藤堂さんもやるんだなぁ」なんてちょっと思いながら観ていました。
大野清志さん
PVで観た時は白狐丸役の小澤さんの笑顔になじめなかったのですが、舞台で観ると白狐丸に合っているなと思えたので逆に魅力的に見えました。静とのやり取りも、ピュアな恋で素敵でした。特に月の音のくだりがとても良かったです。何度か月の音について触れられていましたが、2人だけの特別な音というのが伝わるし、明日になれば自分のことを忘れてしまう静に覚えておいてもらう為にとった白狐丸の行動も、それによって思い出す静のやり取りも切なくていいシーンでした。
クシダさんも大野さんも素敵でした。もちろん主役2人に外道丸も魅力的で、白狐丸を鬼として追いかけている鵺たちの側も、郭の女将も、それぞれの心の内面が描かれているので良かったです。
公演後はクシダさんと大野さんに挨拶に行きました。大野さんは6番シードに何度か客演しているし、アクターズスタジオでは同じ回を観に来ていたし、別の劇団に出演しているのも観ていましたが、声をかけたことは一度もありませんでした。今回も挨拶したいけど行けるかな…と迷っていたのですが、私が観に行くことを藤堂さんが伝えていてくれたお陰で声をかけることができました。
藤堂瞬さんと
観劇後にランチをとって、再び劇場に戻り今度は藤堂さん出演の刻チームを観劇しました。また後ろの方の席だろうし、藤堂さんも演じる盲の男が、我チームの時に後ろだと細かい表情が見えにくかったので、少しでも前の方だったらいいなと思いながらチケットを引き換えて席をチェックしたら、なんとE列でした。前の方取れていたんですね。しかも番号が上手側だったので、盲の男は上手側での見せ場が多いから藤堂さんをしっかり見れるいい席だったのでうれしくなりました。
ブログで老け役だと知って、藤堂さんが演じるには意外すぎる役でしたけど、舞台での藤堂さんはとても素敵でした。今まで6番シードや他の舞台で観ていた役と全然違うけれど、合ってました。新しい魅力を知ることができて、それだけでも満足です。6番シードでも今後は違ったキャラクターを観れるかなと期待しています。秋公演「ペパカン」で演じる役はイメージにピッタリだしそれも楽しみですけど。
ダブルキャストの方たちそれぞれのキャラクターも我チームとの違いを楽しみながら観ました。現代の教授と盲の男と語り部が2人いましたが、それぞれ良かったです。エキセントリックな教授には笑わせてもらいました。意外なコメディ要素がけっこう入っていたけれど、それも楽しめました。音楽も素敵でしたしね。
クライマックスでの白狐丸と静、そして外道丸と遊女・常葉の恋の結末には涙腺がゆるみ、さらに現代のハジメの場面にも切なくなりました。そして、さらに描かれる盲の男と天刻丸のシーン。少し引っかかる場面もあったけれどいいお話でした。DVDが欲しくなっちゃいました。
藤堂瞬さん
公演後は藤堂さんに挨拶に行って、舞台の感想と6番シードの秋公演についていろいろとおしゃべりしてきました。前日に観に行っていた亜音さんがブログに書いていた、ラストのいいシーンでやってしまった「お茶目な事件」が気になっていたので本人に聞いちゃいました。藤堂さんにはいろいろとお世話になったので、出演祝いというよりも感謝の気持ちでの差し入れを渡して帰りました。
「刻め~」も千秋楽を迎えました。次は6番シードの「ペーパーカンパニーゴーストカンパニー」での稽古に合流ですね。また舞台で素敵な姿を見せてくれるのを楽しみにしています。