2010年09月26日

「テノヒラサイズの人生大車輪」観劇

「テノヒラサイズの人生大車輪」観劇

テノヒラサイズ という劇団の「人生大車輪」西と東でグルグル公演を観に、池袋小劇場へ行ってきました。内容とフライヤーの写真が面白そうだったのでとっておいたのですが、休日出勤がなくなったので急遽チケットを予約して観ることにしました。コリッチで高評価でしたしね。


何故か地下室で椅子に縛り付けられている7人の男女。
お互いに何の面識もない7人だが、どうやら監禁されているようだ。
何故こんなことになったのか?
脱出の傍ら、その謎を探る為、それぞれの人生=秘密が語られていく。
それぞれの回想に秘められた意外な接点とは?そして、彼らの脱出劇の結末は?
(フライヤーより)


監禁パフォーマンスコメディって、それだけでワクワクしてきますよね。テノヒラサイズは大阪の劇団で、この作品が初の東京公演ということです。初の大阪公演を控えている劇団6番シードと逆だなと思い、なんだか応援したくなったというのもありました。客演に「柿喰う客」の村上さんが出演するというのも魅力でした。といっても、私は柿喰う客の舞台はまだ一度も観たことはありませんが。

期待を裏切らない面白さでした。明るい笑いがたくさんあって、とてもいい作品でした。レビューでみんなが口々に「パイプ椅子の使い方が良かった」と言っていたので、どう使うのかなと思っていましたが、まさかあの椅子が各シーンであんなにバリエーション豊かに使われるとは驚きです。特にジェットコースターと新聞がお気に入りです。出演者は全員赤のつなぎで、舞台にあるのはパイプ椅子とロープだけなのに、見事に空間を作っていました。

客演さんも含めて魅力的な役者さんたちが集まっていました。柿喰う客の村上さんはやっぱり素敵な味を出していました。柿喰う客の芝居もいつか観たいと思います。作品が面白くて役者さんも素敵なだけに、ミスが多かったのとセリフをとちった時の誤魔化しが上手く出来ていなかったのが残念でした。

コメディ部分はちょっとついていけない箇所もありましたけど、でも面白かったです。登場人物それぞれの秘密と嘘、ヤクザに刑事にアル中ホステスに占い師と個性的な面々、それぞれのキャラがしっかりとしていたし、1人10役という多さもきちんと見せてくれていました。ありえない占いからUFO話まで飛び出し、犯人の目的と登場人物たちのつながりが意外な形で明かされるラストまで飽きずに観ることができました。

楽しい時間を過ごすことができて満足です。テノヒラサイズは来年の3月にも東京公演があるそうなので、また観たいと思います。


タグ :演劇・役者

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Posted by クラゲ at 20:23│Comments(0)演劇
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