2009年12月07日

フィルムフェスティバル「ぐるりのこと。」

フィルムフェスティバル「ぐるりのこと。」

毎年12月の第一週に開催されている、東海大学湘南フィルムフェスティバルに行ってきました。今年で9回目になります。映画の上映とトークイベントです。邦画の上映と、その映画の関係者(監督、役者など)を交えてのトーク、洋画の上映となっていましたが、昨年から主宰が俳優の寺田農さんに変わり、洋画の上映はなくなりました。映画の上映もフィルムでなくDVDをスクリーンで見せる形になったのは残念ですが、好きなイベントなので毎回参加しています。寺田さんも素敵ですしね。昨年は「サイドカーに犬」、今年は橋口亮輔監督の「ぐるりのこと。」が上映されました。今年はHPにゲストの名前が載っていなかったのですが、会場前の看板にリリー・フランキーさんがサプライズゲストとして決定したと書いてあったのでテンションがあがりました。

最初に大学の教授と寺田農さんの挨拶があり、映画が上映されました。「ぐるりのこと。」には寺田さんの他にも、柄本明さんも出演しているので楽しみでした。
夫婦とそのまわり(ぐるり)にいる人たちの関係が、観ていて時に苦しくなるけれども、時どき笑って、そして少しほんわかとした気分になりました。

フィルムフェスティバル「ぐるりのこと。」

映画後のトークイベントでは、寺田さんとプロデューサーの山上徹二郎さん、主演のリリー・フランキーさん、映画に協力した現役の法廷画家である染谷栄さんのお話を聞くことが出来ました。登壇した時にスタッフの学生が寺田さんに耳打ちして、なんだろうと思っていたら、橋口監督が小田原から会場に向かっているということでした。イベントは1時間なので間に合わないだろうけどと寺田さんが知らせてくれました。
普段映画を観るときは後ろの方の席に座るのですが、トークイベントの為に1番前に座っていたのでしっかりと姿を見ながら話を聞きました。リリーさんと木村多江さんが演じた夫婦ですが、台本にはない出会いから現在までをリハーサルで時間をかけて演じたので、自然な夫婦を演じることが出来たそうです。他にも寺田さんとリリーさんの法廷場面撮影中のエピソードなどとても面白かったです。トークの中で橋口監督の人柄もいろいろと語られていました。

映画に協力した法廷画家の染谷さんが、実際にあった有名な事件での公判風景のスケッチを持ってきて見せてくれました。オウム真理教の麻原彰晃、三橋歌織、最近の事件では押尾学、酒井法子の絵を見せてくれました。寺田さんも興味津々の様子でした。ちょうど酒井法子の絵について話していた時、ステージにスーツ姿のおとなしそうな男性が現れました。ひょっとして…と注目していると、気付いた寺田さんと挨拶を交わしました。そして寺田さんが監督の橋口亮輔さんだと紹介してくれて、会場から拍手がおこりました。「ロマンスカーに乗ってしまいまして、小田原まで行ってしまいました」と客席にお詫びしていました。仕事で近くにいたから寄ってくれたのではなく、来る予定だったのに乗り過ごしてしまったんですね。監督も交えて映画についての話を聞くことができました。
来年のフィルムフェスティバルも今から楽しみにしています。



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Posted by クラゲ at 23:12│Comments(0)映画
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